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2026-04-05仏壇

真言宗の仏壇の飾り方

真言宗の仏壇

真言宗は、弘法大師・空海(こうぼうだいし・くうかい)を開祖とする密教の宗派です。総本山は和歌山県の高野山金剛峯寺(こうやさんこんごうぶじ)で、「即身成仏(そくしんじょうぶつ)」――この身このままで仏になれるという教えを根本としています。

仏壇は、亡くなった方や先祖をおまつりする場所だと思われがちですが、本来はお寺の本堂を小さくしたものであり、「家庭におけるお寺」「家族の心のよりどころ」という存在です。

この記事では、真言宗の仏壇の選び方からご本尊・仏具の飾り方まで、わかりやすく解説します。

1906年(明治39年)創業の仏壇・仏具専門店「ぶつえいどう」がご案内します。

真言宗の仏壇の選び方

真言宗では、仏壇の形式について特定の決まりはありません。金仏壇・唐木仏壇・モダン仏壇のいずれでもお選びいただけます。

伝統的には唐木仏壇が広く用いられてきました。格調のある銘木の仏壇は、真言宗の荘厳な雰囲気にふさわしいといえます。住環境に合わせてモダン仏壇を選ばれる場合でも、ご本尊や仏具をしっかりとお祀りできるサイズを選びましょう。

置く場所に特に決まりはありませんが、できるだけ家族が集まって手を合わせやすい場所に置かれるのがよいでしょう。

ご本尊と脇侍

大日如来

大日如来

真言宗のご本尊は大日如来(だいにちにょらい)です。仏壇の最上段中央に、仏像または掛け軸でお祀りします。大日如来は宇宙の真理そのものを表す仏さまで、真言宗において最も重要な存在です。

もちろん、菩提寺や以前から仏壇でおまつりしている仏さまでも構いません。

ご本尊を新しく購入されたときは、開眼供養(かいげんくよう)という法要が必要となりますので、菩提寺や仏壇店にご相談ください。

真言宗の脇侍

弘法大師・不動明王

脇侍(わきじ)は、以下の通りです。

  • 向かって右:弘法大師(こうぼうだいし)=空海
  • 向かって左:不動明王(ふどうみょうおう)

なお、真言宗にはいくつかの派があり、脇侍が異なる場合があります。たとえば、豊山派では向かって左に興教大師(こうぎょうだいし)を祀ることもあります。ご自身の派に合わせて、菩提寺にご確認されると安心です。

仏壇の飾り方

仏壇の飾り方は、上段の中央に大日如来、向かって右に弘法大師、左に不動明王をおまつりします。中段に位牌と過去帳、下段に香炉・燭台・花立を置きます。

コンパクトな仏壇でこの通り飾ることができないときは、菩提寺や仏壇店にご相談ください。

お供え(六種供養)

真言宗では、以下の六つのお供えを六種供養(ろくしゅくよう)と呼び、基本とされています。

  1. 茶湯(ちゃとう):お茶やお水
  2. 塗香(ずこう):香を身に塗ること
  3. 華曼(けまん):お花
  4. 焼香(しょうこう):お香を焚くこと
  5. 飯食(おんじき):ご飯
  6. 灯明(とうみょう):ろうそくの灯り

真言宗の仏具

三具足と五具足

日常のお参りでは三具足(香炉・火立・花立)を、法要などの際には五具足(香炉・火立一対・花立一対)を用います。

燭台(火立)

燭台

ろうそくを立てて灯明を供えるための仏具です。

香炉

香炉

お線香を焚くための仏具です。下段の中央に置きます。

花立

花立

生花を供えるための仏具です。向かって左側に配置します。

五具足

五具足

燭台・花立を各一対、香炉と合わせて五具足とし、法要などの際に用います。

茶湯器

茶湯器

お茶・お湯・お水を入れてお供えする器です。毎朝お供えし、お下がりは感謝していただくのがよいとされています。

仏飯器

仏飯器

ご飯をお供えする器です。ご飯は炊きたてをお供えしましょう。

高坏

高坏

お菓子や果物を供える器で、半紙を敷いて用います。

位牌

真言宗ではお位牌をお祀りします。位牌は中段のご本尊より低い位置に安置します。戒名には「ア字の梵字」が入ることが真言宗の特徴です。

過去帳

過去帳

故人の戒名・俗名・命日・享年を記したもので、霊簿(れいぼ)ともいいます。

経机

経机

仏壇の前に置き、経本・数珠・おりんなどをのせる机です。

霊供膳

霊供膳

お盆や法要の時に仏前にご飯をそなえるためのお膳です。膳と飯椀・汁椀・平椀(煮物)・壺椀(なます)・腰高坏(香の物)・箸からなり、一汁三菜の形態をとります。

おりん

おりん

おりんの音には邪気を払う力があるとされており、毎日の礼拝の時に鳴らします。真言宗では、お経や真言(しんごん)を唱える前後に鳴らすことが一般的です。

お線香のあげ方

真言宗では、お線香は3本立てるのが正式とされています。これは仏・法・僧の「三宝」に供えるという意味があります。3本を香炉の中に逆三角形の形に立てます。

他の宗派との主な違い

真言宗の仏壇の飾り方には、以下のような特徴があります。

  • ご本尊が大日如来:釈迦如来や阿弥陀如来を本尊とする他の宗派とは異なります
  • 六種供養:茶湯・塗香・華曼・焼香・飯食・灯明の六つのお供えが基本とされています
  • お線香が3本:1本の曹洞宗や、寝かせる浄土真宗とは作法が異なります
  • 梵字入りの位牌:戒名の上に梵字(ア字)が記されるのが真言宗の特徴です
  • 密教特有の荘厳さ:仏具や飾り方に密教ならではの独自性があります

お仏壇のお手入れ

ご本尊や先祖をまつっている仏壇は、家族にとってとても大切なものです。

花が枯れていたり、仏具にほこりがたまっていたということがないよう、常に掃除を心がけましょう。昔ながらの大きな仏壇は細部までの掃除が難しいこともありますので、大きな法要やお盆・お彼岸などの機会に、仏壇店に掃除を依頼するのもおすすめです。

仏壇・仏具のご相談はぶつえいどうへ

真言宗の仏壇の飾り方は、六種供養をはじめ密教特有の作法もあり、初めての方には少し難しく感じられるかもしれません。

三重県松阪市で1906年(明治39年)から続く仏壇・仏具専門店「ぶつえいどう」では、真言宗をはじめ各宗派の仏壇・仏具を幅広く取り揃えております。「大日如来の仏像はどれを選べばいい?」「仏具の配置がわからない」「コンパクトな仏壇でも飾れる?」など、どんなご質問にも経験豊富なスタッフが丁寧にお答えいたします。

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