「終活って何から始めればいいの?」
そんな疑問をお持ちの方は少なくありません。終活とは、人生の終わりに向けて自分の意思を整理し、残される家族の負担を減らすための準備のことです。「死」に向き合うというよりも、これからの人生をより安心して過ごすための前向きな取り組みといえます。
近年では50代や60代だけでなく、若い世代から終活を始める方も増えてきました。早く始めるほど時間に余裕を持って準備でき、気持ちの面でも落ち着いて取り組むことができます。
この記事では、終活でやるべきことの全体像と、年代に応じたポイントをわかりやすくまとめました。
終活でやるべきこと一覧
終活の内容は多岐にわたりますが、大きく分けると次の6つの項目に整理できます。一度にすべてを完璧にする必要はありません。自分にとって優先度の高いものから、少しずつ取り組んでいきましょう。
エンディングノートの作成
エンディングノートとは、自分の希望や大切な情報を書き残しておくノートです。法的な効力はありませんが、葬儀の希望、連絡してほしい人の一覧、保険・口座の情報、医療や介護の意思など、家族にとって必要な情報をまとめておくことができます。
市販のエンディングノートを使えば、項目に沿って記入するだけなので初めての方でも取り組みやすいでしょう。書いた内容は定期的に見直し、状況に合わせて更新していくことが大切です。
財産・資産の整理
銀行口座、不動産、保険、株式、年金など、自分が持っている財産の全体像を把握しておくことは終活の基本です。使っていない銀行口座がある場合は解約を検討し、口座を整理しておくと、万が一のときに家族が手続きしやすくなります。
財産目録(財産の一覧表)を作成しておくと、相続の際にもスムーズです。
医療・介護の希望を明確に
自分が重い病気になったときや、判断能力が低下したときにどのような医療・介護を受けたいかを事前に考えておきましょう。延命治療の希望、かかりつけ医の情報、介護施設の希望などを書き留めておくことで、家族が判断に迷うことが減ります。
葬儀・お墓の準備
葬儀の規模や形式(家族葬・一般葬など)、お墓の種類(従来の墓地・納骨堂・樹木葬など)について、自分の希望を家族に伝えておくことが大切です。費用の目安も調べておくと、さらに安心できます。
デジタル資産の管理
SNSアカウント、メールアドレス、サブスクリプション(定額サービス)、ネット銀行やネット証券など、デジタル上の資産や契約も忘れずに整理しておきましょう。IDやパスワードの一覧を作成し、信頼できる家族に保管場所を伝えておくことが重要です。
生前整理・断捨離
身の回りの持ち物を整理し、不要なものを処分しておくことも終活の一部です。物が減ることで日々の暮らしがすっきりするだけでなく、遺品整理で家族にかかる負担を大きく減らすことができます。衣類、書籍、趣味の品など、まずは手をつけやすいところから始めてみましょう。
年代別の終活ポイント
終活は何歳からでも始められますが、年代によって優先すべきことが異なります。
20〜30代:まずは身近なところから
若い世代にとって「終活」はまだ先のことに感じられるかもしれません。しかし、万が一の事故や病気に備えて、生命保険の確認やSNSアカウントの管理、エンディングノートの作成に取り組んでおくと安心です。
この年代では、終活を通じて自分の人生設計を考えるきっかけにもなります。
50代:本格的な準備を始める時期
50代になると、親の介護や自身の老後が現実的なテーマになってきます。資産の棚卸し・相続対策・保険の見直しを行いましょう。親が健在であれば、親の終活についても一緒に話し合っておくとよいでしょう。
また、住宅ローンの残債や退職金の使い道など、お金にまつわる計画を具体的に立てる時期でもあります。
60代〜:具体的な行動に移す
定年退職を迎えた60代以降は、終活を具体的に実行に移す段階です。荷物の整理・遺言書の作成・葬儀やお墓の希望を家族に伝えるといった行動を、一つずつ進めていきましょう。
体力や気力があるうちに取り組むことで、より自分の意思を反映した準備ができます。
終活を始める3つのコツ
1. 完璧を目指さない
終活はすべてを一度に終わらせるものではありません。「まずはエンディングノートを開いてみる」「不要な口座を1つ解約する」など、小さな一歩から始めることが長続きのコツです。
2. 家族と話し合う
終活は自分だけの問題ではなく、家族全体に関わることです。葬儀やお墓の希望、財産の分け方などについて、家族と率直に話し合う機会を持ちましょう。話しにくいテーマかもしれませんが、事前に共有しておくことでトラブルを防ぐことができます。
3. 専門家を活用する
相続や遺言書の作成、不動産の整理など、専門的な知識が必要な分野もあります。弁護士・行政書士・税理士といった専門家や、終活の相談を受け付けている窓口を積極的に利用しましょう。一人で抱え込まないことが大切です。
終活のご相談はぶつえいどうへ
ぶつえいどうでは、仏壇・仏具のご相談だけでなく、終活に関するご相談も承っております。
「何から始めたらいいかわからない」「誰かに相談したい」という方も、どうぞお気軽にお問い合わせください。
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